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経済学会主催の講演会が開催されました
2018年12月19日
2018年度経済学会主催の講演会が、2018年12月19日(水)13時10分より、キャッスルホール「明倫」にて開催されました。今回は、石油天然ガス・金属鉱物資源機構理事長(元経済産業省資源エネルギー庁長官)の細野哲弘氏を講師にお招きして「最近のエネルギー事情」をテーマに講演していただきました。講演では、はじめに各種エネルギーの特性、化石燃料の開発方法やその世界埋蔵量などについて解説されたあと、日本のエネルギー政策の基本方針を「安全性・供給安定性・経済効率性・環境適合性」という4つの視点(S+3E)から説明されました。そのうえで、日本におけるエネルギーの現状と今後の動向を展望し、エネルギー資源小国である日本がとるべき道は、各種エネルギー源の安定的確保を可能にする複数のオプションを準備しておくこと、特定のエネルギー源に過度に依存しない「エネルギーのベストミックス」を再構築することであると強調されました。 講演会は、その数日前に国連気候変動枠組条約第24回締約国会議(COP24)が閉幕して今後の環境・エネルギー問題が大きな関心を呼んでいるさなかに開催され、時宜を得たものとなりました。講演のなかで細野氏は、経済産業省における政策立案・執行の豊かな経験をも踏まえて、これらの問題をめぐり多くの興味深い論点を提示されるとともに、将来に向けた重要な課題を提起されました。講演に続いて参加学生との質疑応答が行われ、充実した講演会となりました。 講演会の終了後、経済学部教員との懇談の場が設けられ、和やかな雰囲気のなかで講演内容などについて熱心な意見交換が行われました。
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