経済学部専門教育科目「エリア・リサーチI」(科目担当代表:経済学部葛西准教授)は、産学官連携による講義を通じて、中部経済圏を対象とした地域経済に関する分析手法や政策を学び、中部圏の将来の担い手を育成するものです。今回は、官界より現役の行政官をお招きして、花き園芸産業に関する具体的な政策事案に関する講演が行われました。 農林水産省東海農政局生産部園芸特産課の今村誠一氏より、花き振興法と今後の花き振興策について講演がありました。続いて、愛知県庁農林水産部園芸農産課の伊良部由梨氏より、愛知県の花き生産の現状と花の需要拡大について講演がありました。 愛知県は花き産出額で全国1位であり、さらに日本の花き技術は世界レベルにあって有望な輸出品目になり得るそうです。一方で、国内の花き消費は低迷し、とりわけ若年層の消費が少ないという現状にあります。そうした中で、学生という若者に花に親しんでもらい振興策を考えていくことは地域経済を考える上で重要であり、有意義な講義になりました。   【今村誠一氏】   【伊良部由梨氏】